第55回安達文化祭

2022年11月3日(木)~6日(日)名簿順、順不動

コロナ感染が治まりませんが

入院者数が減っているようなので

文化祭が行われました。

展示部門は4日間です。

幸いお天気に恵まれ無事に終了しました。

この会では例年通り各自二点としました。

会員名簿順に展示しました。


わたすげの無垢の風吹く火打山(わたすげのむくのかぜふくひうちやま)
もいち 岡 茂一


汗引いてカニのたてばい剱岳(あせひいてかにのたてばいつるぎだけ)
もいち 岡 茂一


宗教の諸刃の剣思い知り(しゅうきょうのもろはのつるぎおもいしり)
おーよん 小島信嘉


天高し異次元パワー全開へ(てんたかしいじげんぱわーぜんかいへ)
おーよん 小島信嘉


歓声と空の高さやいも畑(かんせいとそらのたかさやいも畑)
  てつ 官野 哲



名月に団子頬張る孫二人(めいげつにだんごほおばるまごふたり)
    てつ 官野 哲


秋なれど明日も二人家路つく (あきなれどあしたもふたりいえじつく)
泉英 菅野栄宣


蕎麦伸ばそまさかさかさま側の場奏(そばのばそまさかさかさまそばのばそう)
   泉英 菅野栄宣


次々と空を彩る気球飛ぶ(つぎつぎとそらをいろどるききゅうとぶ)
すみお 久木澄雄


紅葉と服揃えたる美女ひとり(こうようとふくそろえたるびじょひとり)
すみお  久木澄雄


何事も真っ直ぐ望むダリアかな(なにごともまっすぐのぞむだりあかな)
ゆり  野里ゆり子


吾子のいて芭蕉もうれし寺桜(あこのいてばしょうもうれしてらざくら)
ゆり  野里ゆり子


神宿る音の絶ゆざる不動滝(かみやどるおとのたゆざるふどうたき)
安のり  野里安のり


威勢良く三年ぶりの後祭り(いせいよくさんねんぶりのあとまつり)
安のり 野里安のり


いにしえの伝えは夢に秋早し(いにしえのつたえはゆめにあきはやし)
一燈子 服部栄一


修験道たずねるみちの落葉かな(しゅげんどうたずぬるみちのおちばかな)
一燈子 服部栄一


出番待つ張り子のうさぎ十二月(でばんまつはりこのうさぎじゅうにがつ)
幸道 花房幸道


小春日や干支の卯の笑い声(こはるびやえとのうさぎのわらいごえ)
幸道  花房幸道


「賢太郎」逝くのみと木槌と薄氷と(けんたろうゆくのみときづちをうすらいと)
    ふみお 古山文雄


  新酒酌む「甚五郎」は左利き(しんしゅくむじんごろうはひだりきき)
   ふみお 古山文雄
 

 


吾妻山登り迎えしナナカマド(あずまやまのぼりむかえしななかまど)
まさよ 渡辺全代


磐梯山背に白ソバの香りあり(ばんだいさんせにしろそばのかおりあり)
まさよ 渡辺全代

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