第52回安達文化祭

2019年11月2日(土)~4日(月)名簿順、順不動

今回の文化祭はお手伝い出来ず申し訳ありません。

6時頃、忘れ物と言って会場に入り撮らして貰いました。

例年通り各自二点としました。


秋惜しむキャラバンの行く砂の国(あきおしむキャラバンの行く砂のくに)
 かつに 安斉克仁


世界遺産ひと日に巡る秋日和(せかいいさんひとひにめぐるあきびより)
かつに 安斉克仁


息合わせバルーン演技三変化(いきあわせばるーんえんぎさんへんげ)
  てつ 官野 哲



これ何ぁ~に珍百景になりそうネ(これなぁにちんひゃっけいになりそうね)
    てつ 官野 哲


バトン持つ児童の背押して青い風(ばとんもつこらのせおしてあおいかぜ)
泉英 菅野栄宣


恋の色少し淡くて秋あかね(こいのいろすこしあわくてあきあかね)
   泉英 菅野栄宣


火を担ぐ肩に食い込む重さ耐え(ひをかつぐかたにくいこむおもさたえ)
すみお 久木澄雄


花嫁がこれほど集い目移りし(はなよめがこれほどつどいめうつりし)
すみお  久木澄雄


この空琵琶湖へつづく柿剥いている(このそらびわこへつづくかきむいている)
栄  丹野 栄


約束の湖国の旅や秋盛ん(やくそくのここくのたびやあきさかん)
栄  丹野 栄


影追いてけんけんぱーと走り出す(かげおいてけんけんぱーとはしりだす)
ゆり  野里ゆり子


夫作の里芋の味妣の味(つまさくのさといものあじははのあじ)
ゆり  野里ゆり子


年寄りの気勢かすかに鰯雲(としよりのきせいかすかにいわしぐも)
安のり  野里安のり


岩鏡枕にしても昼休み(いわかがみまくらにしてのひるやすみ)
安のり 野里安のり


逞しく泳ぐ子供ら泥大河(たくましくおよぐこどもらどろたいが)
幸道 花房幸道


菩提樹の花や廃墟の大伽藍(ぼだいじゅのはなやはいきょのだいがらん)
幸道  花房幸道


痩蛙行こか戻ろか考え中(やせがえるゆこかもどろかかんがえちゅう)
    ふみお 古山文雄


  シーベルト。初夏の女沼の禁漁区(しーべるとしょかのめぬまのきんりょうく)
   ふみお 古山文雄
 


橋六つ渡りて晴れし秋の山(はしむっつわたりてはれしあきのやま)
  としゑ 遊佐寿恵  

  
辻褄の合わぬ余寒の会話かな(つじつまのあわぬかいわのよざむかな)
としゑ 遊佐寿恵


血が騒ぐと諸手をゆらし祭りの子(ちがさわぐともろてをゆらしまつりのこ)
三一子 渡辺三一子


鬼女籠れる安達ヶ原やまんじゅしゃげ(きじょこもれるあだちがはらやまんじゅしゃげ)
   三一子 渡辺三一子

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